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BLOG「葉山マンションRENOVATION」

第1回 葉山一色エコーハイツRENOVATION!

2015/05/10 Sun

葉山町一色のたっぷりの緑に包まれるように建つ、人気マンション「葉山エコーハイツ」。1974年に建てられた、レトロな外観がチャーミングです。人気の理由の1つは立地。まっすぐ海の方へ進めば御用邸に行き当たり、山側へ進めばさらに緑豊かな上山口や湘南国際村方面へとつながる「葉山大道」という交通の要所の近くに位置します。だからこそバス便も豊富でJR逗子駅へのアクセス良好。付近には大型のスーパーや美味しいパン屋、飲食店なども点在し、海の恵みも、山の恵みも享受しながら、通勤にも生活にもとても便利。
「葉山に住むなら一色。」
そんなふうに思って住まいを探す方も多くいらっしゃいます。

その葉山エコーハイツの1室を、この度エンジョイワークスがリノベーションさせていただくことになりました!
早速現地へリサーチに。

外観です。一色の緑に映える白い外壁と、海を思わせる青い屋根が特徴のマンション。

マンションの表札が時代を感じさせます。渋い!

マンションのすぐ裏手にある森。新緑の季節はとくに美しいです。

エントランスを入ってすぐのラウンジが、ザ・70年代。ビニール張りの丸いソファ、オーディオ…。ディスコミュージックが聴こえてきそうですね~。窓の外のお庭もアイビーとかソテツとか。植栽の選び方にも時代を感じます。

裏の小径は、居住者のお散歩コース。毎日森林浴が楽しめます。鳥の声も聴こえる素晴らしい環境。
次回はお部屋の「Before」を公開!

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第2回 ビフォーの室内

2015/05/15 Fri

緑と外観のコントラストが爽やかな「葉山エコーハイツ」。憧れアドレス葉山一色に70年代に建てられた人気のマンションです。
その1室を、今回エンジョイワークスがリノベーションさせていただくことになりました。

このプロジェクトの発端は、こちらのお部屋のオーナーさんからのご相談。葉山やこのマンションが大のお気に入りでお住まいだったのですが、仕事の事情でどうしても転居せざるをえなくなったものの将来もう一度住むために売却はしたくないので、賃貸に出したいと弊社にご来店されました。お打ち合わせをする中で、立地も建物も素敵なマンションなので、賃貸向けにデザインを工夫したリノベーションを施し、さらに魅力のある部屋にしてお貸ししよう!ということになりました。

一方で、弊社の賃貸部で物件を探していた「一色に住みたい!」というお客様がいらっしゃったので、このエコーハイツプロジェクトのお話をしてみたのです。
まだプランに着手する前の段階でしたので、今なら借りる方のご要望もリノベーションに反映させることができます。賃貸のお客様も「エコーハイツなら立地も理想的だし、僕らの希望を少しでも聞いてもらえるリノベーションなんてすごくラッキーだ。」と、とても喜んで下さいました!

そうして、このエコーハイツの1室は、リノベーションが行われる前から住む方が決まっているというオーナーさんとしてはありがたい状況、住む方にとっても賃貸ではなかなか実現できない自分好みの満足度の高い部屋に住めるという状況で、双方win-winの共同作業としてスタートすることになったのです。

それではいよいよ、リノベ前のお部屋に潜入。日に焼けた和室が年月を感じさせますね〜。

こちらはキッチン。ミントグリーンがレトロで可愛いのですが、やはりちょっと古くなってます。

キッチンとひと続きになったLD。大きな窓からは葉山の美しい山並みが見渡せます。

お風呂です。うーん、どうでしょう…。きれいにしたいですね!

さて次回は、解体の様子をお届けします。

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第3回 マンションインフィル、解体中。

2015/05/20 Wed

葉山大道から見える、緑につつまれた姿が美しい「葉山エコーハイツ」。70年代の夢を感じる可愛らしいマンションです。
その1室を、オーナーさまからのご依頼で、賃貸物件用にリノベーションさせていただくことになりました!

現場では、インフィル(内装)部分の解体が進んでいます。

今回、大々的にリノベーションするのは、キッチンから続くLDと、お隣の二間続きの和室。そして水回りです。4LDKの間取りのうち、あまり手を入れる必要のない山側の2室は大きくは変えないで、最も重要な居住空間になるLDKとその続きの和室を、大胆にコンバージョンする予定。
躯体に影響しない壁は、さっぱりと取り除きます。
どーんと開放感のある空間、開口部からの眺望を最大限に生かします。

キッチンも撤去。家族にとって最も大事と言っても良い場所ですからね、ここも注力。

古いユニットバスを丸ごと撤去。こんなふうになってるんですね〜。どんなお風呂になるんでしょうか。楽しみ!

リビングの窓からの眺望です。
どこまでも広がる青空と、遠くに見える葉山の緑。
毎日この景色を眺められるお部屋、とても気持ちいい暮らしが待っていそうです!
施工後に乞うご期待。

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第4回 「想いの詰まったハコ」をつくるダブルボックス!

2015/05/26 Tue

植物たちが伸び盛りを迎えた葉山エコーハイツの前庭です。マンションの敷地内とは思えない程、緑や花がイキイキしてますね。

さて、今日は、今回のリノベーションの施工をしてくださる「ダブルボックス」の和田氏との現場打合せです。
ダブルボックスさんは、住宅・店舗・オフィス・家具などの設計と施工を手がける会社。世田谷に本拠を置きつつ、日本各地から引っ張りだこ。その理由は、ダブルボックスさんにしかできない夢あるハコをつくってくださるからなんです。「建築が好き」「ものづくりが好き」というダブルボックスさんの「想い」と、お施主さまの「想い」が響き合い、世界に2つとない空間が生まれます。
▶︎ダブルボックスさんのサイトはこちら

弊社設計士の描いたパース図や展開図を一緒に見ながら、現地の状況と照らし合わせ、打合せをして行きます。

作業着と巻き尺が体の一部のように馴染んだ和田さん、カッコイイ!!

図面と現場はやはり違っていることもあったり、机上では想像もできないことが現場に起こっていたり、現場ならではのGOODアイデアが生まれたりすることもあります。
その都度、その場で図面に書き込みをしながら、イメージを形にするための擦り合わせを入念に行っていきます。

6月末までには施工を終える予定。けっこうタイトなスケジュールです。でも和田さん「問題ない」と一言。数々の現場を重ねて来た揺るぎない経験に裏打ちされたその言葉に、一同ホッとしました。

生まれ変わって行くこのお部屋の様子、引き続きレポートして行きます!

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第5回 下地から仕上げへ向けて

2015/06/18 Thu

梅雨入りした葉山エコーハイツの庭では、紫陽花が見頃です。
曇りや雨の日が続く中、マンションの中ではリノベーション工事が進んでいます。

室内は、天井から垂れ下がっていた配線類が鉄管に納められてスッキリ。壁は古いクロスを全部剥がし(これ、けっこう大変な作業だそうです!)、凹凸をパテ埋め中。
フローリングは、ざっくりとした杉足場板を広いLDK全面に使用。すでに貼り終わっており(さすがです!)、この後に表面をどんな風に塗装するのか、塗布膜の厚みを弊社設計士と打合せ。今回は裸足で安心して歩ける滑らかさと、店舗のような非日常的な空気を出すため、あえての「こってり塗り」で仕上げることになりました。

一方、コンクリートを剥き出しのまま使用する天井と梁は、表面をモルタルできれいに整えます。左官職人さんが見事な技で、あっという間にモルタルを均一に塗って行く様に感動!

室内の大きな部分の仕上げが終わると、設備の設置や細部の仕上げに入ります。
今回のリノベーションで使う素材の一部をご紹介すると、キッチンの壁には長方形で分厚い、表面にウェーブのある白いタイルを貼ります。このタイルを使うと、たとえシステムキッチンを合わせたとしても、不思議と外国のキッチンみたいな雰囲気が出るんですよね。また、吊り戸棚やキッチンカウンター、リビングの壁の一部などの木部はオイルステインの「ペッパー」という色で塗装。透明感がありながらも渋く引き締まったこの茶色、赤みが少なく、洗練された感じに仕上がります。そして、浴室の外のパウダールームの床は、サンドベージュの大判タイルを敷き詰めます。賃貸物件でタイル敷のパウダールームってなかなかないです。このタイル、表面が砂みたいな感触で、葉山の海辺を裸足で歩くような気持ち良さを味わえます。

月末にはオープンハウスの開催が決定しました。
残る工期もごくわずか。ダブルボックス和田さんの冴える施工で、ここから一気に完成に向けて進みます!
▶︎ダブルボックスさんのサイトはこちら

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第6回 リノベーション完成間近!

2016/06/24 Fri

オープンハウスも目前に迫る6月下旬。
葉山町一色のレトロマンション「葉山エコーハイツ」リノベーションも、佳境を迎えております。今日はその様子をビフォー・アフターでご紹介。

小さな3つの部屋に区切られ、昔ながらのマンションの低い天井と相まってやや暗い印象だったビフォー。

山眺望の美しい開口部を思い切り活かし、すべての間仕切りを取り払った大空間へ。
陽射しが部屋の奥までたっぷり差込む、居心地の良いLDKになりそうです。

こちらはキッチンのビフォー。味がありつつも、やはり経年した印象が拭えない状態でしたが…

白のキッチンと、アクセントとなる吊り戸棚やカウンターの造作で、生まれ変わります。

さて、ここからがラストスパート。もう一息、驚きの変貌を遂げますよ!
次回の仕上がりをお楽しみに!

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第7回 いよいよ明日はオープンハウス!

2015/06/26 Fri

葉山の一色にある1970年代に建てられたレトロマンション「葉山エコーハイツ」の1室をオーナーさまからお預かりし、賃貸物件向けにリノベーションさせていただくという、ものすごくワクワクしながら取り組んで来たこのプロジェクトも、いよいよ物件の完成、そしてオープンハウスの開催日は明日となりました。
本日は朝から最終チェック!

この部屋でいちばんと言っても良いリラクゼーションスペースは、葉山の美しい山並みを堪能できるこの窓際。
太陽の陽射しがふんだんに差し込む、まるでサンルームのようなその空間には、葉山暮らしの心地よさを象徴するハンモックが似合います。今回は、ナチュラルでありながら少しアーバンな空気も取り入れた洗練された空間づくりがコンセプト。それに合わせて、ハンモックもモノトーンの大人っぽいデザインをセレクトしました。

キッチンはこんな風に仕上がりましたよ!
白のシステムキッチンとシンプルなレンジフードに、表面のウェーブが光を表情豊かに反射する白のタイルや、造作の吊り戸棚とカウンターを合わせたことで、個性あるキッチンスペースとなりました。木部のオイルステイン塗装の渋い茶色が引き締めてます。

リビングスペースの奥の壁には、シナ合板を市松に貼り、サーフボードラックを設置。こちらもペッパーのオイルステインで塗装することで、いい塩梅の色むらと落ち着きが出て、飾ったボードがヴィンテージ物のような風合いに見えて来るから不思議。

そして、最後の仕上げには、画家さんに壁画を描いていただくことになりました。
逗子在住の画家、田中健太郎さんです。田中さんは、フィレンツェ、パリ、ニューヨークや国内の多数の展覧会への出展をはじめ、雑誌や書籍、WEBなどへのイラストレーション、企業やアパレルブランドとのコラボレーションや空間演出、壁画など多方面で活躍中。オープンハウスの1日目6/27(土)の12:00からは、壁画の仕上げをライブペインティングで見せて下さいます。住空間に与える本物のアートのインパクトをぜひ体感しに来て下さい。
www.kentarou-tanaka.jp

= 葉山エコーハイツリノベーション OPEN HOUSE =

●開催日時:6月27日(土)28日(日)10:00 〜 16:00
●場所:三浦郡葉山町一色 「葉山エコーハイツ」内
●参加費:無料

主催:エンジョイワークス 
申込み:info@enjoystyles.jp
/ TEL 0467-53-8583

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第8回 葉山エコーハイツ AFTER

2015/07/07 Tue

去る2015年6月27日、28日、葉山エコーハイツリノベーションの完成見学会を開催しました。
仕上がりの様子を、ぜひプロの写真でお楽しみください。
Photo by 東涌 宏和

玄関のドアを開けると、今回のテーマカラーである「ブルーグレー」の廊下。海の中に入って行くみたいです。玄関の右手の壁にはアクセントとしてアンティークの壁紙を使用。

突き当たりには開放感あふれるLDK。元は和室が2部屋とダイニングキッチンに区切られていた空間を、開口部からのビューと光を最大限に楽しむ間取りへとリノベーション。床は足場板を敷きました。やや低い天井を感じさせないよう、白を重ね塗りして仕上げました。光が部屋中に回って、明るいです。

キッチンは真っ白のシンプルなシステムを。壁面にタイルを貼り、造作の吊り戸棚とカウンターを設置したことで、雰囲気が出ています。タイルは表面にウェーブがあり、光の加減でさまざまな表情のツヤが生まれます。

リビング奥の壁は、下地に使うシナベニヤを市松に貼り、オイルステインの「ペッパー」で塗装。木目の風合いがほどよいムラとなり、ヴィンテージ感が出ます。ここでの暮らしの必需品といってもよいサーフボードラックを設置。愛用のボードをインテリアの1つとしても楽しめます。

ボードラックの隣の壁には、画家の田中健太郎さん作の壁画。天井や梁までダイナミックに足を伸ばした躍動感あふれるタコ。見ていると海の中にいるみたいな気持ちになります。アートの存在感てスゴイ!
次回へ続く>>

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第9回 【最終回】葉山エコーハイツ AFTER その2

2015/07/07 Tue

完成後の様子を、プロカメラマンの美しい写真でご覧ください。(Photo by 東涌宏和)
*WORKS 1「NATURAL × URBAN MIXを楽しむ家」/エンジョイワークス一級建築士事務所 リノベーション事例

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葉山エコーハイツリノベーション完成の様子その②です。
このお部屋のオーナーさまから、賃貸向けにリノベーションしたいというご相談を受けて始まった本プロジェクト。片側で、弊社賃貸部のお客様で「葉山の一色に住みたい!」とかねがね物件を探していた方にこの物件のお話をし、希望を取り入れたリノベーションを行うことで即ご入居いただけたという、オーナーさまにとっても借主さんにとってもハッピーな流れになりました。

リノベ後の様子を、プロの写真でお楽しみください。
Photo by 東涌 宏和

海辺の暮らしを感じさせるナチュラルなスタイルの中に、どこか都会的な空気をミックスした今回のリノベーション。ハンモックもモノトーンでコーディネートすることでひと味違うイメージに。

天井と梁は躯体のコンクリートを活かしつつ、そのままでは荒々しい雰囲気になるため、モルタルの左官仕上げを施しました。「素」の感じが葉山に似合います。生活感が薄まり、まるでギャラリーやアトリエのよう。

白とグレイ、渋い茶色のトーンの中で、アクセントとなるのは青のドア。チェッカーガラスを嵌めたオリジナルのドアを制作。ガラスの向こうから漏れる明かりがきれいに見えるように、チェッカーガラスの四角の大きさにこだわりました。最終的に選んだのは13mm角。

狭いトイレの壁には、華やかな柄のアンティークの壁紙を。これは1950〜80年代にヨーロッパで作られた壁紙で、もはやデッドストック。狭い空間だからこそ、こんな大胆な柄や思い切ったピンクが効いてます。黒のアイアンの棚やペーパーラックを合わせることで大人っぽい雰囲気に。

洗面台は大きな実験シンクを。造作の棚は、リビングの壁やキッチンカウンターにも使ったのと同じオイルステインの「ペッパー」で。賃貸物件では広くてかわいい洗面所ってなかなかお目に掛かれないので、こんなに広くて雰囲気のあるパウダールームは嬉しいですね。

今回の葉山エコーハイツリノベーションは、オーナーさまや借主さまのご理解や、施工して下さったダブルボックスの和田さん、ライブで絵を描いて下さった田中健太郎さん、照明を選んで下さったLosangoさん、植物を届けて下さったWOOL LAHRAさん、ハンモックと壁紙をご提案くださったTHE HUBさん、写真を撮って下さった東涌 宏和さんなど、たくさんの皆さまの温かいご尽力に支えられて、無事に終えることができました。この場をお借りして、心より感謝申し上げます。
これからもひとつひとつ、物語を紡ぐように、あるいはみんなでツアーをするように、関わる人がハッピーになる家づくりをしていきたいとエンジョイワークスは思っています。

<終>

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