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BLOG「鎌倉R邸リノベーション for DOGS」

第1回 秘密の庭と家

2016/03/25 Fri

鎌倉の海にほど近い材木座は、昔も今も下町のような庶民的なムードが漂う人気のエリアです。
鎌倉に唯一残る銭湯「清水湯」や、採れたてシラスがおいしい「もんざ丸」、八百屋や肉屋、おもちゃ屋といった商店もいまだ現役、車が通れない細い裏道もたくさんあって、歩いていると昭和の時代にトリップしたような、懐かしく温かい気持ちにさせてくれます。

そんな材木座の裏通り、石畳の小径の先に、まるで大切に隠されていたかのように佇む、可愛らしい古い家がありました。
一見しただけでは表からは分からないのですが、錆びた古い門から奥へと伸びる長いアプローチを経て辿り着くのは、樹々に包まれた広い広い庭!建物部分の面積の倍以上はあろうかという贅沢なスペースです。その上に広がるのは、遮るもののない青空。

そしてその敷地の西側に建つ古家の風情がまた良い。
2階建ての古家は、和風でもなく、洋風でもなく、外壁に塗られたペンキは強い日差しや風雨に晒されてところどころ剥げ落ち、ウッドデッキはグレーにエイジングし…。けれど、そんな年月を感じさせる全ての変化が、なぜかこの家を魅力的にしているのです。おそらく、新築の時よりもずっと。

こんな風に家が良い形で年を重ねられるのは、そこに住んだ代々の持ち主が、大切に扱ってきたからに他なりません。家は人の暮らしを包む容れ物。その中でどんな営みが紡がれてきたかによって、家に漂う空気の色が違ってきます。

この家の3代目のオーナーとなるRさんは、広い広い庭に最初に足を踏み入れた時に、もう心を決めました。
都心のホテルのような洗練された高層マンションから、一転して鎌倉の古家に拠点を移そうというのです。思わず「大丈夫ですか?」とそのギャップを心配してしまいそうですが、Rさんにはここに引っ越すに価する確かな理由がありました。

それは「家族」である4匹の愛犬たち。

ほぼ仕事一色だったRさんの人生を、愛に満ちたカラフルなものに変えてしまった愛犬との衝撃的な出会いと、その後生まれた子犬たちの中から手元に残した3匹との暮らし。この子たちのおかげで、どれほど豊かな日々を過ごせていることか。その喜びや幸せは言葉をいくら連ねても足りないほど。
だからこそ、Rさんは少し前から、愛犬たちが存分に走り回れる庭のある一戸建てを考えていたのです。

この家に巡り会った時、Rさんは
「この庭に、ドッグランを作ろう!」
と決めました。


そう、ここは、Rさんが愛犬たちと暮らすための家。
思いっきり走り回れる庭はもちろん、家の中もできるだけフラットで、仕切りがない方が良い。
そんなRさんの思い描くイメージにこの家はぴったりでした。
特に、愛犬たちにも必ず手料理を食べさせる料理好きのRさんにとって、キッチンは一番と言って良いほど大事な場所。それが家の真ん中の広々とした場所にあることも気に入りました。

その上、Rさんが内見した時にお会いしたこの家の前オーナーであるM夫妻が、なんだかものすごく「良い気」を発していたことも惹かれた理由です。南側が大きく開いた明るい室内は、夏は涼しく、冬は南からの日差しで暖かい家だそうです。その「家の気が良い」感じも安心感がありました。

季節は春。
R一家のリノベーションが始まります。

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第2回 CALLACとhondaGREEN

2016/04/01 Fri

鎌倉の古き良き昭和の時代を彷彿とさせる住宅街、材木座の一画にある、広い広い庭のあるR邸では、古家の解体が始まりました。
玄関を入ってすぐの、リビングとの境にあった壁がまず取り払われて、もともとのフラットな空間が、より一層広く明るく感じられます。早速素敵なビフォー・アフターの予感!

今回のリノベーションを施工してくれるのは、葉山を拠点に、住宅はもちろん店舗内装や家具づくりなども手掛ける「CALLAC(キャラック)」さん。リノベーションの経験も豊富です。
CALLAC代表の大塚さんと、主要メンバーの三浦さんとは15年来の旧知の仲。もともと三浦さんが都内のカフェで働いており、大塚さんがお客としてそこを訪れたのが出会いの始まりでした。

当時のことを大塚さんに聞いてみると…
「三浦がやっていたのは、当時としてはすごく先鋭的なカフェだったんですよね。今ではよく見るようになりましたが、犬と一緒に入れる店なんてあの頃はなかった。オーガニックという言葉も全然知られていない頃に、”こだわりの有機野菜を出すドッグカフェ”なんてやってたんです」
そんな時代を先取りするセンスを持っている三浦さんが、カフェの2階のギャラリースペースを改装しようと、大工である大塚さんに相談したのがきっかけだそうです。
「僕にとっては、まさに”アニキ”って感じで、相談したんですよ」
と三浦さん。

そこから時は流れ、自然な形で一緒に家づくり・ものづくりをするチーム「CALLAC」となりました。

「キャラック」の名前の由来を尋ねると、
「実はコロンブスが乗っていた船の型式の名前なんです。厳密にはスペルは違うんですけど、響きはそこから取りました」と三浦さん。
大航海時代、まだ見ぬ新大陸・新世界を目指し、荒波の中を勇気と大志を抱きながら冒険の旅に漕ぎ出した船。
それは、いつでも新しいこと、誰もまだ見たことがないものにチャレンジしようとする大塚さんと三浦さんの姿勢を表現しています。

現場でも、弊社の設計士と打ち合わせしながら、予め描いていたプランに固執しすぎることなく、現場で出会った新しい発見から、より良いアイデアを生み出していく姿が見られました。
「普通のことは、あんまりやらないですね、僕ら。既製品をただ設置するというスタイルではないです。手がけた案件には、はっきりと見えるところにではなくても、CALLACという文字が刻印されているような心意気でやっています。この家も、施主のRさんとお会いして、人柄がものすごく良い方だし、求める家のイメージがどんどん湧いてきました。愛犬家だっていうところも共通してるから、自分も楽しみながら取り組んでいます」
と大塚さん。

愛犬家の施主と、愛犬家の大工が作る家。
ますます楽しみです!


一方、広い広い庭の方を手がけるのは、鎌倉を拠点に活躍するガーデナー「hondaGREEN」さんです。

鎌倉生まれ鎌倉育ちの本田さん。彼の作る庭は、いかにも作為的な感じで作りこむのではなく、まるで自然の風景をそっとそこに移植したかのような、風通しの良いナチュラルなスタイル。八ヶ岳の大自然が好きで、いつかはああいうスケールの大きい景色の中に、そのまま一体化して溶け込んでいくような庭づくりがしたいと言います。

そんな彼の庭づくりにはファンも多く、鎌倉市内のさまざまな住宅や、店舗の軒先の植栽など、いたるところで「hondaGREEN」の仕事を見ることができます。

*hondaGREENのサイトを見る

実はこのR邸の庭も、前の持ち主であるM夫妻が住んでいた時には、本田さんが作庭していたんです。そのリラックスした雰囲気をRさんも気に入り、引き続き本田さんにお願いすることになりました。

「ドッグランを作りたいっておっしゃってますからね。これだけ広さがある庭はそうはないから、犬たちにも天国ですよね。そのためには、ある程度樹木はすっきりさせて、走り回るのに邪魔にならない場所をまずは整えてあげたいですね」

伸びすぎていた枝の伐採や、位置的に邪魔になりそうな樹木の移植が始まりました。
こちらも家のリノベーションの進捗とともに、ご紹介していきます。

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第3回 おいしさの下ごしらえ

2016/04/03 Sun

鎌倉の中でも海に近く、親しみのある雰囲気が魅力の材木座で、R邸のリノベーションが進行中です。
小径の奥にそっと佇む広い庭つきのこの可愛らしい古家は、施主Rさんとその家族である4匹の愛犬たちが住む予定。
葉山の家づくり・ものづくりチームCALLACさんの手によって、この素材を活かしながらもR一家のライフスタイルに合った家へと生まれ変わります。

この家は、日当りも風通しも良い場所にあり、歴代のオーナーたちが大事に手入れをしながら住んできたため、建物の状態は良好でした。そのおかげで大規模な基礎工事や躯体の大掛かりな立て直しなどは必要なく、室内の工事に比較的早い段階から取りかかることができました。

壁一面に開口部があり、間仕切りのない大空間である1階の床に、下地の板が張り直されました。どんなテクスチャーの床になるんでしょうか?楽しみ!

こちらは1階中央に構えるキッチン部分。
元は奥に見えている黄色い壁下地に向かってキッチン設備があったのですが、大きな開口部に向かって料理ができるアイランド型のカウンターを設置することになりました。
四方ぐるりと余白があり、愛犬たちが走り回る中で一緒に料理を楽しむことができそうですね!
既製品のカウンターを置くのではなく、CALLACさんにオリジナルで造作してもらいます。こちらもワクワクです!


一方、2階へ続く階段は、場所を変えることなくそのまま生かします。
既存の踏み板にいったんヤスリをかけ(サンディング)、きれいに仕上げていく予定。

2階の奥の和室だったスペースにも床の下地を張り直し、雰囲気を変える予定です。ここは、日常的な生活の場というよりも、ゲストが来た時などに使うスペースになるそうです。どんな空間になるのでしょう。

引き続き、変化する家の様子を追いかけます!

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第4回 何色になる?

2016/04/15 Fri

鎌倉の材木座で進行中の、愛犬のための古家リノベーションR邸。
料理好きの施主Rさんが、家の真ん中にと決めたアイランドキッチンの姿が見えてきました!

おおっと!
大胆な大きさです!
料理する時って、必要なものを見えるところに並べて作業したいので、この広さがあるととても使いやすそう。
友人たちが集まった時にも、このアイランドの周りで立食パーティーが自然発生しそうで楽しげです。
家の中心に「食べること」があるのは、幸せな景色ですよね。

2階ではサッシが取り替えられ、早くも壁の塗装が施されました。
清潔感のある冴えた白と、味わいのある木部とのコントラストがきれいですね。「古い家をリノベした」という空気感が程よく漂う、良い雰囲気になりそうです。

一方、外壁の塗装も始まりました。
元のほんのりグレーがかったアイボリーのペンキが剥げかけていたのが、それはそれで良い味だったので、どんな色にするのか弊社設計士もけっこう考えたようです。

施主Rさんともよく相談し、共有していたイメージ写真を元に、まずは薄い色から少しずつ塗り重ねて具合を見ることにしました。いきなり濃く塗ってしまうと修正が効かないので、徐々に重ねていって「ここ!」と思った色で止めるという作戦です。
まるで、料理の味付けをちょっとずつ深くしていく時みたいですね。「塩梅」ということでしょうか。こだわりを感じます。

5/4,5には完成内覧会も開催していただけることに決まりました!
それに向けて、さらにピッチが上がります。

5/4,5 材木座「愛犬のための古家リノベーション」R邸 完成内覧会<完全予約制>の詳細&お申し込みはこちら


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第5回 一面のタイル!

2015/04/18 Sat

鎌倉の材木座で進む、愛犬のための古家リノベーションR邸。
工事は順調に進み、「仕上げ」の段階に突入しています!
ここまでくると、進捗が目に見えて分かるようになり、完成に向けてスピードが上がっていくんですよね。現場を見に行くのがとても面白い時期です。

1階の玄関やキッチンから一続きになった大空間の床には、なんと全面にタイルが貼られるようです!
大判で色むらのある、ややベージュがかったやさしいグレイのタイルは、なんとも上品。Rさんの愛犬たちのチョコレート色の毛並みがとても映えそうです。汚れや傷を気にせず大らかに過ごせそうな感じも良いですね!

こちらはCALLACさん作、シンボリックなオリジナル造作キッチン。オイルステインが塗られて、ぐっとシックな雰囲気になりました。天板はステンレスになる予定。

こちらは既存を生かした階段です。
壁が白で塗られたことによって、すっかり感じが変わりましたね〜!
海外のヴィンテージハウスみたい。
古いままの階段の木部がニュアンス出してます!全部きっちりきれいにしてしまうというよりも、このように「古い一部」をアクセントとして効かせるというのは真似したいテクニックの一つ。

屋外の玄関に続くアプローチには、アメリカンフェンスが設けられ、広い庭に面した1階の掃き出し窓の外には、新しいデッキも設置されようとしています。こちらには室内と同じ大判のタイルが貼られるそうです。

少しずつ、R邸の出来上がりが見えてきました。元々、典型的な和風でも洋風でもない不思議な感じの外観が魅力的だったこの古家。
変身後がますます楽しみです!

*5/4,5 材木座「愛犬のための古家リノベーション」R邸 完成内覧会<完全予約制>
詳細&お申し込みはこちら

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第6回 初夏の緑に包まれて

2016/04/22 Fri

季節が日に日に初夏の輝きに染まっていく中、今なお古き良き鎌倉の面影を残す海辺の町 材木座の一画にあるR邸では、リノベーションの完成に向けて施工も大詰めを迎えています。

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*5/4,5 材木座「愛犬のための古家リノベーション」R邸 完成内覧会<完全予約制>
詳細&お申し込みはこちら

今まで住んでいたホテルのような洗練された都心マンションから、一転してのんびりムードに包まれた庭付きの古家に移り住むというRさん。その理由は、大切な家族である愛犬たちに、思い切り走り回れる広い庭付きの家をあげたかったからです。

ペットショップで目が合った瞬間に運命を感じて一緒に暮らすことになった愛犬と、その後生まれた可愛い子犬たち。はじめは世話に戸惑いながらも、日々共に暮らす中で愛犬たちが自分に注いでくれる、いつでも変わることのない無邪気な愛情に救われ、癒され、たくさんの笑顔と思い出を作ってきました。

そんなR一家の新しい日々が、もうすぐこの家で始まります。


よく晴れた4月のある日、現場ではCALLACの代表 大塚さんが、青空の下で何やらこしらえていました。引き戸のように見えますが、こういうのって、建具屋さんが作るものなのでは?
「僕ら、ちょうど良いのがない時は、なんでも作っちゃうんですよ」
と大塚さん。
以前お話を伺った際に、既製品をそのまま設置するだけの仕事はあまりしたことがない、とおっしゃっていたのはこういうことだったんですね!
しかも作っている時の大塚さん、真剣は真剣なんですが、なんだか楽しそう(笑)
ものづくりが根っからお好きなんですね。そういう人が手がけた家には、きっと温かい愛情みたいなものがいっぱい詰まっているような気がします。

そしてこれが塗装を終えて設置を待つその建具。
形は引き戸ですが、色合いとデザインのためか「洋」の感じがしておしゃれ!
設置が楽しみです。

家の真ん中にあるアイランドキッチンにも扉が付きました。
うーん、ますます上質な仕上がりです!
楽しく料理する姿しか浮かびません。
そして非常に美味しいものがここから生まれそうです!

小ぶりの可愛らしいシンクがセットされた洗面台もCALLACさんが作りました。
これらが家の中に納まったところを見るのが待ち遠しいですね。
5/4,5の完成内覧会に向けて、ラストスパートです!

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第7回 R邸、完成しました!

2016/05/01 Sun

ゆったりとした時間が流れる鎌倉の海辺のまち材木座の小径の先で、少しずつ進んできたR邸のリノベーション。葉山の家づくり・ものづくりチームCALLACさんが古家の方を、そして広大な庭の方は鎌倉のガーデナーhondaGREENさんが手がけました。

Rさんとその家族である4匹の愛犬たちが暮らすための今回のリノベーションは、そこに関わる人々の温かな愛情が、幾重にも輪のようにこの家を取り巻いている気がします。

Rさんに、都心の洗練されたホテルのようなマンションから、一転してこの庶民的なのんびりムードの材木座の古家に引っ越すことを決意させたのは、どんな時もRさんを変わらぬ無邪気さで慕ってくれる愛犬たちへの愛情から。この子たちが思い切り走り回れる広い庭のある一軒家をあげたい、そんな気持ちから、Rさんは土に近い暮らしを選んだのです。

そんなRさんのお人柄、そしてどんな暮らしがしたいかをプレゼンシートを作って熱を込めて伝えてくださったことが、弊社設計士の心に響きました。
同じく、愛犬家でもあるCALLACさんも然り、この家の庭を前の持ち主の時からお世話していたhondaGREENさんも然りです。

「愛情」から始まるものは、いつも幸せな仕上がりになります。
そんなR邸の完成した姿を拝見してみましょう!

まずは門から。
錆付いていた門が、木を使った素敵な門に生まれ変わりました!
時を経るとまた木の色が渋く変化して、味わいが出そうですね。



そして門の奥の長いアプローチ。
この石畳の小径感がいいんです。
ここを歩いている間に、どんどん外界のことが気にならなくなっていく感じ。

そして、見えてきました!
R邸の新しい顔が!
玄関周辺は清潔感のある白で塗られ、明るくなりました~!ドアの横の木部もいい感じ。ウッドデッキ上の黄色いオーニングもポイントになっています。

そして、庭へと続く家の横顔。
外壁の色は薄いグリーンを重ねていって、お好みのところで止めるという作戦でしたが、素敵な色に仕上がりました!樋や屋根のチョコレート色と、白、淡いグリーンが好相性です。
そして細かなウッドチップを敷いた細い道…そう!ドッグラン!

最後の確認のため、愛犬たちを連れてやって来たRさんの目の前で、即座に庭を駆け回り始めた愛犬たち。
「待ってたよ!」
「これだよこれ!!」
そんな声が聴こえてきそうです。

*作庭:hondaGREEN


次回は室内を拝見してみましょう。



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第8回 【最終回】新しい物語の始まり

2016/05/03 Tue

完成後の様子をプロカメラマンの美しい写真でご覧ください。(Photo by 東涌宏和)
*WORKS 5「愛犬たちサンクチュアリ」/エンジョイワークス一級建築士事務所 リノベーション事例

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前回に引き続き、完成したR邸を拝見しています。
今度は室内へ。

こちらは庭に面したリビング。
1階の床にはほぼ全面に大判のタイルを敷き詰めました。玄関からダイニングキッチン、リビングまで一続きになった大空間はすべてフラットで、愛犬たちが心置きなく走り回ることができます。

雰囲気のある対のスタンドは、この家の前の持ち主であったM夫妻から譲り受けた物。M夫妻に初めてお会いした時、Rさんはお二人からすごく「良い気」みたいなものを感じ、この家を買いたいという気持ちがさらに強まったと言います。そんなシンパシーを感じる前オーナーからの調度を引き継ぐのは、家への愛情を引き継ぐようで、素敵なことですね。

そして、天井の不思議な照明は、同じくM夫妻から譲り受けた流木に、CALLACさんが電球を纏わせる加工をして、世界に一つだけの照明へと変身させてくれました。これはもうアートの領域!


そしてこちらは、家の真ん中に位置するRさんこだわりのアイランドキッチンです。
料理好きで、愛犬たちにも必ず心のこもった手料理を食べさせるRさん。このアイランドなら、周囲を愛犬たちが走り回る中、一緒に楽しく料理できそう。大好きな時間が、ますます愛おしいものになりそうです。
上から吊られた独特の照明はCALLACさんのオリジナル。いろいろ掛けられる機能性もさることながら、アイアンとワインの木箱をかっこよく変身させたアイデア、誰もまだ見たことがないものをつくるというCALLACさんの心意気を感じます。

可愛らしいシンクがセットされていた洗面台も、家の中に収まりました。
白いタイルと相まって、すごくキュート!窓の格子とも相性抜群です。

玄関に通じる通路には、愛犬たちが飛び出していかないように、可愛らしい扉も取り付けられ、Rさんも愛犬たちも、安心してのびのびと暮らせる家が出来上がりました。

4月の終わりのよく晴れた日、最後の確認を終え、この家は施主Rさんへと無事に引き渡されました。
この日から、長年大切に住み繋がれて来たこの家の、そしてR一家の新しい物語が始まります。



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